不動産執行(入札開始 期日入札と期間入札)

 今回は、「競売の基本シリーズ」引き続きまして「不動産執行手続きの流れPart3(入札開始 期日入札と期間入札)」について配信したいと思っております。 

  さて、以前の配信で公開までご説明させて頂きました。

 今回は公開後の、入札開始から開札にいたるまでの流れをご説明させて頂きます。特に今回は、入札方法はどのような方法があるのかということに絞って書かせていただきます。方法としては、期日入札と期間入札の2つあります。言葉でだいたいの意味はわかりそうですね。期日入札の場合は、入札は1日で終わります。期間入札の場合は、期間を設けて入札を受け付けます。主な違いは、入札書の提出方法と開札です。では、具体的にどのような違いがあるか見ていきましょう。

 

 期日入札の場合は、公売日の定められた時間内に、公売会場で直接提出し、同じ日に開札を行います。期日というように、一日で終わるというイメージですね。裁判所から日時と会場が指定されますので、そこに出向き「直接」入札書を提出します。以下にも期間入札を説明させていただきますが、「直接」ということになるため、郵送では当然受け付けてくれまん。また、入札は一度きりで、他の入札者の金額等が開示されません。入札が終わるとその場で開札まで行って、最高価買受申出人が決定するという流れになっています。

 

 それに対して、期間入札は定められた期間内に、直接又は郵送等で入札書を提出できます。裁判所は1週間以上1か月以内の範囲で競売の入札期間を定めます。競売情報の閲覧期間を経て、入札期間内に入札します。期日入札と同じように入札は一度きりで、他の入札者の状況や金額などは開示されません。入札期間が終わると、別に定められている開札日に最高価買受申出人(一番高い金額で入札した人)が選ばれ、不動産売却を行います。

 

 違いがあることと簡単な流れがわかりましたね。上記の二つの方法がありますが、基本的には期間入札が多いです。

 では、具体的に入札には何が必要なのでしょうか。特にお客様からも問い合わせがあるのは、入札するのに、お金はいらないの?入札書ってどんなものですか?などのように具体的な質問が多くあります。正直流れより一番知りたいところですよね。

 入札には、入札保証金の納付というプロセスが発生してくることは特に重要な点です。入札保証金は,通常は売却基準価額の2割相当ですが、それ以上の場合もあります。これは、会計法第29条の7の法律で定められているものとなり、落札者が契約を締結しない場合はこの保証金は国庫に帰属する(没収される)のことと書かれています。要するに、保証金を設定することで誰でも安易に入札できないようにすることと、落札したのに契約しない人がでないように定めているというようなことになりますね。

 入札書についても、具体的に説明はしたいところですが、これは現物を見ながら説明をすることが多いので、今回は割愛させていただきます。またご相談していただければと思いますので、是非お問い合わせください。

   今回は入札というところに関して、ピックアップして説明させて頂きました。次回は開札の流れから説明させていただきますね。今後とも何卒宜しくお願い致します。